FABRICA

布を使ったインテリアグッズ

カーテン以外にもファブリックを使って、いろいろなアイテムを作ることができます。
寝室ではベッドカバーに加え“ベッドランナー(ベッドライナー・ベッドスロー)”が最近よく用いられます。本来は靴を履いたまま横になる場合に必要なものなので、日本ではあまり必要のないものなのですが、単調になりがちな寝室のアクセントとして人気がでてきました。プレーンなものからヘムやトリミングを施したものまで多種多様です。既製品がたくさんありますが、カーテンやベッドカバー・クッションなどとコーディネートしたオーダーなら、より満足度が高くなるでしょう。

クッションも凝ったものが多くなり、カーテンとお揃いと言うだけでは、もはや物足りない状況になってきました。トリミングに凝ったものから、刺繍を施したもの、パッチワークのように切り継ぎしたものまでいろいろなタイプがありますが、インテリア全体で考えたとき、クッション一つに余り多くの要素を取り入れると、クッション以外のインテリアパーツとの帳尻を合わせるのが難しくなるので、メインのドレープ以外には一つか二つ程度の生地でクッションを構成したほうが、それぞれの生地の良さも生き、インテリア全体もまとめやすくなります。

真左は二種類の生地で構成したケースです。一つは一面の1/3程度で生地を継ぎ、もう一つは表裏で生地を変えています。この程度だと双方の生地が生きて丁度よいバランスかと思います。

その他、いろいろなパターンが考えられます。

“テーブルランナー”もお洒落なダイニングによく使われます。やはり既製品が充実していますが、インテリアとベストマッチングのものを探すのはなかなか大変です。“ランチョンマット”などと合せてオーダーで作るのも一つの方法です。トリミングを施したり、キータッセル(房)を付けたりするのが一般的でしたが、最近の傾向ではややモダン方向に向いて、縁取りはヘム程度で、端部の形状もシンプルになり、ドレープの色柄・質感をより良く見せる傾向にあります。

右の写真は“ベンチ用のクッション”で、ウレタンの芯材にカーテン地のカバーを被せたものです。商業施設などでは耐久性・メンテナンスなどの理由で、レザー張りのものが多いのですが、一般家庭なら布を使ってもあまり問題にならないでしょう。家にベンチ・チェストがある方は、カーテン地でコーディネートしたベンチクッションはいかがでしょうか。

黒いので埃が目立つのがピアノ。インテリアの一部として見せるのも手ですが、やはり“ピアノカバー”がほしいところです。“規格のものは今一つお洒落さに欠ける”と思われる方はオーダーを検討してみましょう。写真のようなフルカバーでなくても、トップや鍵盤だけのカバーでもずいぶん雰囲気が変わります。

“布”ではありませんが、同じ繊維製品のカーペットを使用した例もあります。掃出し窓の床廻りをカバーするカーペットですが、実用的には、カーテンと窓ガラスの間の床面を日焼けから守り、床と天のスキ間を小さくすることで冷暖房効率を上げる。というものです。意匠的にも、窓全体を見たときに、最下部が横方向に広くなるので、落ち着いた安心感のあるプロポーションになります。カーテンやフローリングよりも濃い色を使えば、より引き締まった印象になります。
意匠性の向上も“フローリングの守り神”

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