FABRICA

『レースが主役のウィンドウメイク』

カーテンを選ぶとき、ドレープとレースのどちらを先に選びますか?
既成概念ではドレープをメインに考えるので、“ドレープを先に決め、後でマッチするレースを選ぶ”というのが一般的。それなのでレースは“無地系かシンプルなもの”といった選ばれ方をしていました。
とはいっても日中いつも見ているのはレース。ドレープのおまけ的に選ばれていたレースですが、もっと重視してもいいのではないのでしょうか。
レースをメインに考えるとちょっと新鮮でもっとおしゃれなインテリアができます。

【インテリアのメインになるレース】

近頃はオパールプリントや刺繍を使った、インテリアのメインになれる個性的なレースが多くなってきたので、インテリアイメージを形作るときの選択肢も増えてきました。

レースをメインに考えた場合、必然的に脇役のドレープはプレーンな無地系のものか、多色使いでもあまり色幅の大きくない地模様や小紋柄、ストライプなどを選ぶケースが多くなってきます。
草葉の柄・スパイラル調などシンプルな柄・パターンであれば、同じモチーフの柄のドレープを用いることもできます。ただし、実際に掛けてみると“ちょっと?”ということもあるので、大きな生地見本で並べて検討することが必要です。

【フロントレース】

シンプルモダン・ナチュラル系のインテリアならレースをフロント(室内側)に持ってくる“フロントレース”も選択肢に入ってきます。透けるレースをドレープの手前に配して、レースの柄を際立たせるのがねらいです。ドレープはやはりシンプルな無地系を用いるのが一般的。日中は当然素敵なレースを見ている訳ですが、夜間もバックのドレープ色を通してレースを見ることができます。もちろん、レースは開けておいてドレープを見せてもいいと思います。

ただし、フロントレースは透けるものでなくては効果を得られません。生地を選ぶ際に、透過性ランクの表示があれば一番透けるもの。透過率が表示されていれば70%程度以上のものを選ぶと効果を得やすくなります。バックのドレープは濃色なほどレースの柄が浮き立ちます。

上図は画面上で重ね合わせたものなので参考程度ですが、実際にはもっと色がぼやけてきます。

【レースの二重吊り】

“夜は雨戸・シャッターを閉めるから、ドレープはいらない”というケースもあります。
レース一枚だけ掛けておくのもいいのですが、レースを二重吊りにすると、セッティング・開閉の工夫により意匠の多様性が望め、よりお洒落な空間作りができます。

たとえば、デザイン優先のオシャレなレースと遮熱・UVカットなどの機能優先レースの組合せ。穏やかな晴天時はデザインレース一重で光を取り込み、強い日差しの時は遮熱レースも閉めて省エネ対策をするなど、より細やかな光の調整ができ使い勝手の幅も広がります。


前へ

次へ

閉じる
Copyright (c) Fabrica co.,ltd. All Rights Reserved.