カーテンスタイル
数多くのカーテンスタイルの中から、人気のあるスタイルをご紹介しています。
インテリア・ライフスタイル・生地のイメージに合うスタイル、扱いやすさ・機能性なども考慮して、
最適なスタイル・組み合わせでお薦めしています。
ローマンシェード Roman Shade
- カーテンの生地を使用して上下に開閉するウィンドウトリートメントは『ローマンシェード』と呼ばれています。
- ローマンシェードのバリエーションとして、ドレープでは『プレーンシェード』『シャープシェード』がよく用いられています。
直線的なスッキリとした印象で、カーテンと比べコンパクトに収まり、戸建てでは縦長窓・小窓に、マンションでは大きな窓によく選ばれます。 - 『バルーンシェード』『ルースシェード』等のヒダをとったシェードは、裾のラインがきれいな曲線を描くしなやかなレース向きのスタイルです。
- ツインシェードは一台のレールメカで前後二枚の幕を操作でき、二台付けるスペースがとれない時などに有効です。
カーテン Curtain
- 一般的な横開きカーテンでは、布倍率・ヒダ種類・裾仕上げなど以外にも様々な選択肢があります。
- 無地系の生地やレースを上下左右にジョイントし、一つのカーテンを多色使いで組み合わせ、オリジナリティーを演出できるものもあります。
メーカーにより『コンビネーションスタイル』『ミックススタイル』『ツートン/スリートン』などと呼び名は様々です。 - ヒダ部分ではフラットカーテンをベースに、ハトメやタブなどを使ってカーテンレールに吊り込むタイプもあります。
- フラットウェーブカーテンやパネルスクリーンは、専用のレール部材を用いることによってスタイルを形成しています。
バランス Balance
- カーテンレールを覆うように配置するウィンドウトリートメントを、一般的に “バランス” “トップトリートメント” “上飾り” と呼んでいます。
- 様々なタイプがありますが、裾のラインが曲線を描くスワッグバランス・オーストリアンバランスなどは、クラッシック・エレガントなイメージ。
- 裾が直線のタイプでは、立体的なヒダを取らないプリーツバランス・フラットバランスなどは、トラディショナル・フォーマルなイメージ。
ギャザーバランスや三ツ山プリーツバランスなどはカジュアルなイメージで、プライベートルームでもよく用いられています。
スタイルカーテン Style Curtain
- 一般的にレースをベースとして、フリルやトリムなどを付加したカーテンは『スタイルカーテン』と呼ばれています。
- カーテンの脇・裾にL型にフリル・トリムを配するものを “センタークロス”、ヒダ部分を重ねると”クロスオーバー” と呼びます。
掃出し窓等床までの丈にする場合に多く用いられ、正方形から縦長の形の窓と相性の良いスタイルです。 - 裾だけに曲線でフリル・トリムを配したものは “スカラップ” といい、出窓・腰窓等横長の窓に向いています。
クッション・ベッドカバー等 Cushion,Bedspread,etc.
- クッションではシンプルなものの他に、カーテン生地の色調・素材感をベースに、多色使いやトリミングなどを加えたものなどが選ばれています。
- サイズ・形状の種類・色違い・柄違い・素材感などのバリエーションをランダムに配置すると、楽しいインテリアになります。。
- ベッドメイクでは “ベッドカバー” 単体の使用に加え、”デュベカバー” + “ベッドランナー(フットスロー等)” のセッティングもお勧めです。
カーテンの仕様 Curtain Specifications
普通の横開きカーテンでも、オーダーする際は『ヒダの形』『布倍率』『裾仕上げ』『裏地の有無』などの選択肢があります。
- 一般的によく選ばれているヒダは”三つ山” “二つ山” “一つ山” “フラット” などです。レースや薄地には”ギャザー”が用いられることがあります。
- フラットカーテンはヒダが無く通常のフックが使えないので、フックを差すためのフラット専用プリーツテープを縫付け専用フックを使用します。
- “一つ山ヒダ” は布を少なくするために用いることが多いですが、布を多く使ってもシンプルな雰囲気にしたい時などは有効です。
- 2.0倍巾使いには”三つ山ヒダ”、1.5倍巾使いには “二つ山ヒダ” を用いるのが一般的ですが、2.0倍で “二つ山ヒダ”、”一つ山ヒダ” もできます。
- 一間幅の両開きカーテンは通常2.0倍巾使いで片側ヒダ9個・ヒダ間隔は約12cm、1.5倍でヒダ7個・ヒダ間隔約15cm程度になります。クラッシック・フォーマルなイメージには2.0倍以上がお勧めです。シンプル・カジュアル等軽いイメージであれば、布倍率を抑えても雰囲気を損ないません。
- フラットカーテンは不規則なウェーブが特徴です。フラットウェーブカーテンは専用のレールを使うことで、均等なウエーブを保っています。
- たたみ癖の付きやすい生地や形態安定加工を施したカーテンは、布を少なくしすぎると裾が狭まり隙間が空くことがあります。
- ドレープの裾は一般的に折り返し(三つ巻)で仕上げます。レースはヨコ使いのボイル生地だとウェイトテープ仕上げも選択できます。
- ドレープに裏地を付けることで、遮光性の付加(遮光裏地の場合)、保温性アップ、表地の保護(日焼け防止等)などの効果を得られます。
- カーテンと壁面との隙間を塞ぐために、カーテンの脇(耳)を延ばす仕様を “リターン” と呼んでいます。保温性・遮光性がアップします。
カーテンの組合せ・セッティング Style Combination & Setting
カーテン・シェード・他スタイルなどの組み合わせ/セッティング/設置レイアウトの例などをご紹介しています。
- 横開きのカーテンと上下に開閉するシェードやブラインドなどとの組み合わせでは、カーテンを室内側に、昇降するウィンドウトリートメントを室外側(窓寄り)に配置すると、 意匠的に安定感が得られます。逆にカーテンを室外側にセットすると、室内側の昇降するウィンドウトリートメントと壁面とのすき間が空きすぎ(約10cm)、宙ぶらりんな落ち着かない印象になることがあります。
- 窓枠の奥行き寸法に余裕があれば、室外側(窓寄り)のウィンドウトリートメントを窓枠の内側に納めるのも一つの方法です。
カーテンと上下開閉のウィンドウトリートメントの組合せであれば、上下開閉のものを窓枠の内側に納め、カーテンを手前に掛ければ、壁面からの出幅も抑えられスペース効率も良くなります。ドレープのシェードとレースのカーテンの組合せでは、レースのカーテンを室内側(フロントレース)にするか、もしくは窓枠の内側に納めてしまえば、落ち着いた印象になります。
- レースの意匠性を活かすためによく行われているのが、レースをドレープの手前(室内側)に配置する “フロントレース” です。レースの柄を浮き立たせるためにバックのドレープは濃い目(ハッキリとした)のカラーを、レースは透過性の高い(透ける)レースを選ぶのがポイントです。レイアウト上の必要性からフロントレースになるケースもあります。
- レース二重のケースでは、一方のレースを遮熱やプライバシー保護等の機能重視タイプにすることがあります。普段は意匠性の良いレースだけで過ごし、日差しの強い日中や外から見えやすくなる夕方などは機能レースも閉める等の細かなコントロールができます。日射があまり気にならない、夜は雨戸を閉めるなど、条件が許せば意匠性重視のレースの二重掛けはとてもおしゃれな印象でお勧めです。
- サブドレープあるいはサブレースを加えた三重の構成にすると、より細やかな調光/遮光機能・視線コントロールができることや、保温性のアップなどの機能的なメリットがあります。 意匠性もハイレベルになり、セッティングの範囲にも広がりが持てます。
- ドレープを二重する場合は、手前を意匠性重視のドレープとして、奥を機能性重視の遮光ドレープにするなどの組合せが考えられます。意匠性重視のドレープどうしの組合せでも、色調・テクスチャー・ニュアンスなどを調整して配置すれば、よりクオリティの高いインテリアになります。
- 横開きのカーテンはセッティング(たたみ方・房かけ・タッセルの取付位置など)によって大きく雰囲気が変わります。
一般的には房かけ・タッセルの位置が低いほど優雅で落ち着いた方向、高くなると活動的でやや緊張感があるイメージと言われています。 - 引き分け方・交差(重なり)のとり方・丈寸法の長短・分割方法などでによってもイメージはずいぶん変わってきます。
- 空間の区切りとしてカーテンを設置するケースもあります。しっかりと仕切りたい場合は、アコーディオンドア等を使用する、木工事(大工仕事)で建具を付けるなど考えられますが、 そこまでしなくても良い場合はカーテンの間仕切りがお勧めです。
- 透過性の高いシアー生地一枚だけでも、寝室や広い空間などを柔らかく仕切ることができ、閉塞感を出さずに落ち着きのあるスペースができます。
- ある程度しっかりと仕切りたい場合は、裏面の見栄えも配慮した無双仕立ての裏地付きドレープなどが有効です。
- 階段廻りや扉のつけられない開口部などはカーテンで間仕切り、室内空気の流出入を抑えることで、冷暖房効率のアップも期待できます。
オーダーカーテン Order Curtain
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