保温・断熱フランネルカーテン

保温・断熱性アップのため、裏地付カーテンにさらに保温幕をプラスした三重カーテンが『保温・断熱フランネルカーテン』です。
表地と裏地に挟まれた保温幕は、専用のフランネルなので高い保温・断熱性があり、冬の寒さ・夏の暑さを和らげます。

保温・断熱フランネルカーテン　Thermal insulation Flannel curtain

二つの空気層とフランネルの保温断熱効果で、暖気・冷気を外に逃がさず冷暖房効率が改善し、電気・燃料代の節約になります。
表地は普通のオーダーカーテン生地から選べるので種類が豊富。裏地に遮光生地を選択すれば、遮光カーテンにもできます。
フランネル幕はポリエステルなので、洗濯機でのお洗濯も可能です。※表地･裏地がウォッシャブルの場合

普通のドレープカーテン／裾をめくると遮光裏地付

表地と裏地の間にフランネル幕が挟まるサンドイッチ構造

単体（一重）で保温断熱効果の高い生地の多くは風通（二重織）になっており、空気を挟み保持することで性能を上げています。
生地を厚くしてより多くの空気を取り込めば効果が上がりますが、風通生地単体では限界があります。
普通の裏地付カーテン（二重）でも保温断熱効果は生地単体よりもありますが、厚みを持たせたフランネル幕を挟んだ三重構造にすることで、より多くの空気を保持でき、さらに効果が上がります。

表地と裏地の間にフランネル幕が挟まるサンドイッチ構造

生地表面を毛羽立たせたポリエステルフランネルが空気層を作ります

フランネル幕は保温断熱性能アップのために専用に開発されたポリエステル100％の布地です。
ふっくらとしたテクスチャーにより、毛糸のように多くの空気を保持することで、保温・断熱性能を発揮します。

北ヨーロッパの知恵。フランネル。
中世ウェールズ地方を起源とし、ヨーロッパ北部を中心に連綿と受け継がれてきたフランネル。
日本では単に『ネル』とも呼ばれ、柔らかい肌触りと優れた保温性が特徴です。北ヨーロッパの石造り建築の寒さを和らげるため、カーテンを三重構造にしています。中に入れる布には、生地を毛羽立たせる針布起毛加工（※）を施し、布地に厚みを持たせ空気層を広げて保温性を上げています。厳しい寒さから人･室内空間を守るのに最適な素材で、現在でも北ヨーロッパなどでは三重構造のカーテンがよく用いられています。
※ 針布起毛加工……針を多量植え付けたローラーに布を通すことで、生地表面を毛羽立たせる加工

三重の生地によって作られる二つの空気層とフランネルの保温断熱効果により、室内の暖気・冷気を逃さないので、冷暖房効率を大幅に改善し電気料金・燃料費を節約できます。

■保温性試験より窓からの熱損失28％削減を確認しました■

室内の適温時間が長くなりエアコン稼働率を下げ節電効果があります。

グレーライン

一重カーテン　保温性試験結果 67W／㎡　エアコン検算 22W／㎡

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三重カーテン　保温性試験結果 48W／㎡　エアコン検算 16W／㎡

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　JIS1096A法　※保温幕製造元 : 丹羽治産業株式会社の試験データにより試算

保温・断熱性の高いフランネル幕と二つの空気層が冷気・暖気を遮断！

窓サッシのペアガラスはガラスとガラスの間に空気を挟むことで断熱性能を保持しています。【保温・断熱フランネルカーテン】も、三重の幕で熱伝導率の低い空気をたっぷりと維持することで、外気の温度変化に対処しています。

■ 新宿区の高層マンション21階にお住まいのＦ様の感想 ■
今まで夏は日差しの暑さで、エアコンを効かせカーテンを閉めても部屋に居られなかったのですが、カーテン（保温・断熱フランネルカーテン）を変えたら部屋に居られるようになりました。冬は窓の結露も少なくなりました。

保温・断熱フランネルカーテンの断面

…… 窓から冷気暖気が逃げています ……　室内の空気の流れ　

室内の温度は絶えず外気の影響を受けています。一般的な木造住宅の『冬季の熱損失の約50％、夏季の熱侵入の70％は窓から』と言われています。原因の一つに室内空気の熱対流によるものがあります。下図のように温度差が生じると空気の循環が発生し、冷気・暖気を放出してしまう原因となります。カーテンと床や壁面との隙間を小さくすると、室内空気の循環を抑えることができます。とくにカーテンの上下を塞ぐと効果があり、大きく熱損失を減らし冷暖房効率を向上させることができます。

室内空気の流れ

【保温・断熱フランネルカーテン】にプラスアルファ。保温・断熱性をさらに上げる省エネ三点セット。

“リターン” で省エネ + 遮光性もアップ

カーテンの脇を壁まで伸ばしてすき間をふさぐ “リターン” を設ければ、空気の流出入を防ぐことによる省エネ効果（※）に加え、サイドからの光漏れを防止して遮光性能もアップします。

カーテンレールの壁までの距離は約10cm（ダブル付の場合）です。通常3cm程度のカーテンの脇を10cm程まで伸ばし、壁側もしくはレース用レールの端部に専用金具を取り付けてカーテンを引っ掛けます。サイドからの開閉はできなくなります。

※ 省エネ効率約5％アップ（カーテンレールメーカーTOSO算出値）

省エネ効果をさらに向上 “カバートップ”

カーテンレールの上面に “カバートップ” （樹脂製の板状カバー）を取り付けることで、特に熱損失の大きい上部からの空気の流出入を防ぎ、省エネ効果（※）をさらに高めます。
光漏れも防止できるので遮光性能もアップします。

カバートップは柔軟性のある割れにくいポリスチレン樹脂製です。
取り付け可能なレールとできないものがあります。設置したい場合はあらかじめ対応可能なカーテンレールを選ぶ必要があります。

効果の大きい上部からの空気の流出入を抑えるには、カバートップ以外でもカーテンボックス、オーダーレール【フォルム】も有効です。

※ 省エネ効率約12％アップ（カーテンレールメーカーTOSO算出値）

オーダーカーテンレール【フォルム】はコチラから。

カーテンとフローリングのすき間に
　　　　　　　”フローリングの日焼け防止カーペット”

床とカーテンの間にカーペットを敷き、すき間を小さくすることで室内空気の対流を抑え、冷暖房効果をアップします。
サッシの縁からカーテンまでの間を隅まで敷き詰めることで、強い日差によるフローリングの退色・劣化を防止します。

日焼けしやすい掃出し窓下部のフローリングを、ピッタリサイズのオーダーカーペットで保護し、日焼け・退色・劣化から守ります。

人の出入りや物の出し入れが多い掃き出し窓では、歩行などによるフローリング表面の摩耗･傷を防ぐ効果もあります。

【フローリングの日焼け防止カーペット】はコチラから。

保温・断熱フランネルカーテン販売価格　　※ 下記の価格は裏地付カーテンとの差額です。

『大きな生地サンプルリスト』の生地ごとの【裏地付カーテン】の価格に下記金額をプラスしてください。

保温・断熱フランネルカーテン差額　　※【裏地付カーテン】の価格にプラスしてください。

スクイ縫い　形態安定加工　Ａフック　共布タッセル別途　　　単位 : 円(税別)

仕上幅 cm	65 ※	〜 143 ※	〜 220	〜 300	〜 374	〜 450
仕上丈～100	3,600	7,100	10,600	14,100	17,600	21,100
仕上丈～120	4,100	8,100	12,200	16,200	20,300	24,300
仕上丈～140	4,600	9,200	13,800	18,400	23,000	27,600
仕上丈～160	5,200	10,300	15,400	20,600	25,700	30,800
仕上丈～180	5,700	11,400	17,100	22,700	28,400	34,100
仕上丈～200	6,300	12,500	18,700	24,900	31,100	37,300
仕上丈～220	6,800	13,500	20,300	27,000	33,800	40,500
仕上丈～240	7,300	14,600	21,900	29,200	36,500	43,800
仕上丈～260	7,900	15,700	23,500	31,400	39,200	47,000
仕上丈～280	8,400	16,800	25,200	33,500	41,900	50,300
仕上丈～300	9,000	17,900	26,800	35,700	44,600	53,500
1.5倍･二つ山ヒダ仕上幅 cm	〜 90 ※	〜 192	〜 300	〜 400	〜 500	〜 600
1.3倍･一つ山ヒダ仕上幅 cm	〜 108 ※	〜 224	〜 346	〜 460	〜 576	〜 692
フラット片開き仕上幅 cm	〜 140	〜 287	〜 434	〜 581	〜 728	〜 875