レギュラーカーテン(普通のカーテン)やプレーン・シャープシェードに、ヘム・ボーダー・フリルなどを単純にプラスするだけの、お手軽なアクセントをつけた例をご紹介します。
右の写真は、レギュラーのレースの裾に、シャープシェードと同じドレープでボーダーを加えたものです。シェードを上にあげきっても、ドレープとレースの一体感を保てます。レースにとってはウェイト代わりにもなります。
脇にもボーダーを付けることができます。左の写真のものは両脇に施していますが、中央合せ目だけの場合もあります。ボーダーの生地は本体ドレープのカラーバリエーションの一つで、ライトグレイッシュとダークトーンの同色相のカラーです。タッセルもボーダー色を用いるのが一般的です。
ちょっと珍しいのですが、レースのプレーンシェードにドレープのフリルを付けた例です。ここではギャザーバランスも付けたので、上下のバランスを取る意味もありフリルとなりました。また、窓下部のプライバシー保護の目的も兼ねています。写真のようなフリル丈(約20㎝)の場合、フラットのボーダーを付けようとすると、全体のプロポーションから見て、やや貧弱に見えてしまうという懸念もありフリルを選択しています。
左の写真は一番オーソドックスなパターンで、ドレープのプレーンシェードの裾にボーダーをプラスした例です。ボーダーの生地は多色使いのストライプで、無地のドレープなら組合せの範囲を広くとれます。
写真右のカーテンはサイドボーダーをプラスしたレギュラーカーテンで、シェードと合わせて部屋全体をちょっとポップな雰囲気に仕上げました。
左の例はドレープのレギュラーカーテンの裾にボーダーを加えた例です。写真のように丈のあるカーテンの場合は、ボーダー丈を全体の15~20%に設定するとバランスよく見えます。ボーダーを縫い付けるとき、本体のカーテンに乗せる場合と継ぐ場合とがあります。ボーダー丈が大きくなると継ぐことが多くなりますが、継いだときは逆光などで、つなぎ目が目立つことがあるので注意が必要です。
写真の例はボーダー丈が30~40㎝ですが、遮光裏地が付いているので目立ちません。
以前は上記のようなタイプでも、“スタイルカーテン”の部類とみなされ割高でしたが、最近では比較的お求めやすい価格になってきました。オーダーカーテンならではのプラスαで、より素敵なお部屋作りができるようになりました。