間仕切りカーテン
空間の区切りとしてカーテンを設置するケースが多々あります。
しっかりと仕切りたい場合は、アコーディオンドア等を使用する、木工事(大工仕事)で建具を付けるなど考えられますが、
そこまでしなくても良い場合は、簡単にできるカーテンの間仕切りがお勧めです。
透過性の高いシアー生地一枚だけでも、寝室や広い空間などを柔らかく仕切ることができ、
閉塞感・圧迫感を出さずに落ち着きのあるスペースができます。
ある程度しっかりと仕切りたい場合は、裏面の見栄えも配慮した無双仕立て(二重の両面仕上げ)のドレープなどが有効です。
階段廻りや扉のない出入口などをカーテンで間仕切り、室内空気の流出入を抑えることや、
空調の必要ないデッドスペース・収納・押入れなどを区切ることで、冷暖房効率のアップも期待できます。
住宅・居住スペースの間仕切りカーテン Residential and living space
” 寝室のベッド廻りを囲い、適度な安心感と落ち着きを作り出す間仕切り “
” 来客時にあれば有用な、リビングスペースとダイニングスペースの仕切りカーテン “
” リビングルームの一角を衝立程度の軽い仕切りで、開放感のあるくつろぎのスペースに “
” キッチンの出入口や玄関ホールなど、あるだけで落ち着くちょっとした目隠しカーテン “
” 暑さ寒さを和らげるための、冷暖房効率を考慮したた廊下・階段廻りの仕切り “
など、より暮らし心地のよい、オリジナリティのある素敵な住空間を作り出せます。
商業施設・オフィス等の間仕切りカーテン Commercial facilities, offices, etc.
” お待たせするお客様のおもてなしに、大袈裟にならない程度の仕切りで落ち着きのある快適なスペース “
” プライバシーに関する話・込み入った話など、商談・打ち合わせルームにも適度な間仕切りを “
” 間仕切りカーテンでほどよく囲い、集中できる打ち合わせルーム・会議室・ワークスペースの創出 “
など、カーテンによる間仕切りで、快適で効率的な空間を作り出せます。
エステ等のビューティーサロンの間仕切り Partition curtains for beauty salons such as esthetics
” センスがあって雰囲気のいい、お客様に印象付けができる意匠性を持った間仕切りカーテン・レール “
” 必要な機能を満たしながら、スタッフの効率的な動線を考慮した間仕切り “
” 間仕切りカーテンでほどよく囲うことで、肩の力が抜ける落ち着きのあるスペースの創出 “
など、カーテンによる間仕切りで、集客力があり、お客様にとって安心感のある空間を作り出せます。
施工例 : 葛飾区・エステティックサロン
コーナーにドレープを束ねることで、柱があるかのような個室感を演出しました。レースと二重にしてよりおしゃれな雰囲気に。吊レールは病院の様な無機質感が出ないように配慮しています。
施工例 : 立川市・リラクゼーションサロン
二つのベッドを個別に囲った間仕切り。カーテンは約1.8倍巾の一つ山ヒダ仕様(シンプルライン縫製)。三つ山ヒダよりもスッキリとした、近年のデザイントレンドにマッチしたシンプルな仕上りです。
施工例 : 目黒区・エステティックサロン
単調な空間にならないように、遊び心のあるS字型のカーテンレールで施術スペースと待合スペースを間仕切りました。フラットカーテンも部分的に刺繍のシアーを重ねメリハリを付けています。
施工例 : 文京区・エステティックサロン
コラーゲンマシンの間仕切りにカーテンを設置しました。カーテンは編みレースを手前にドレープと重ねた二重縫製。カーテンレールは自然な雰囲気の天然木を含んだ装飾レールを天井付けにしました。
間仕切りに適したカーテン Curtains suitable for partitions
間仕切りに適したカーテンの条件は、求められる機能・要件・目的によって変わってきます。
テリトリーの明示・プライバシーの保護などであれば、程度にもよりますがレース等のシアー生地でも対応できます。
機能的には、光を遮り暗くしたいのであれば遮光ドレープ、声・音を抑えたければ遮音ドレープなどを使用します。
冷気・暖気を遮りたいといった保温・室温調整ならば普通のドレープでもそこそこの効果が得られます。
【裏地付カーテン】にすると、生地と生地の間に空気層があるので断熱性能が高くなり、遮光であればより高い性能が得られます。
意匠面では、裏側からも見られることが多いので、生地裏面も見苦しくない、あるいは裏らしく見えない方が良いでしょう。
裏面同士を合わせ二重で縫製する【無双裏地付カーテン】にすると、裏面・脇裾の折り返しは見えず、タテ使いの場合の継ぎ目も目立たなくなるので、表裏の区別がつかないほど裏側がスッキリとします。
【無双裏地付カーテン】 裏面同士を縫い合わせ、生地の裏面が見えない二重カーテン
左上画像は両面ともに生地の表面を使用する【無双裏地付カーテン】です。
右上画像の普通カーテンの裏面と比べ、脇・裾の折り返しを内側に折り込んでしまうため非常にスッキリとしています。
【無双裏地付カーテン】は、裏側からも見る機会が多い間仕切りカーテンには最適な縫製仕様です。
上と同じく【無双裏地付カーテン】と普通カーテンの裏面比較です。
ヒダ部分の折り返しも内側に折り込んでしまうため、洗練されたスマートな印象。上質な仕立てという感じです。
また、一般的なカーテンは、必要なだけ生地を横方向に継ぎ足す「タテ使い」縫製なので、一定の間隔で「継ぎ目」が入ります。
無地やプレーンな生地だと、表側から見てもある程度目立ってしまうのですが、裏側から見た継ぎ目は合わせ部分が突き出ているので余計に目につきます。
【無双裏地付カーテン】の間仕切りなら見せたくない部分を最小限に抑えられます。
両面同じ生地の【無双裏地付カーテン】です。ほとんど表と裏の区別がつかなくなります。
それぞれ別の生地を選ぶこともができますが、収縮の違いによるツレ・シワを避けるため、なるべく同質の生地を選ぶようにします。
標準的な裏地付カーテンでも、生地裏面・継ぎ目の突起が見えないので、裏地なしのカーテンよりは裏面がスッキリしています。
レース・シアーでは、継ぎ目ができない広幅のヨコ使い生地が豊富にそろっているので、ヨコ使い生地を選べばドレープカーテンの間仕切りほど縫製仕様に気を使う必要はありません。
ただし、裾の仕上げは上の画像のような裏表が分かりにくい「ウェイトテープ仕上げ」「小幅の折り返し」が適切です。
レースだと透過性があり裏表の区別もしにくいので、脇の折り返しはあまり気になりません。
白っぽいレースならば、ヒダ部分の折り返しや白いアジャスターフックも、それほど意識することはないでしょう。
関連サイト
オーダーカーテン Order Curtain
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